100分de名著の効能

一度は読みたいと思いながら、手に取ることができない古今東西の「名著」を25分×4回、つまり100分で読み解くと番組説明をして始まる『100分de名著』は、歴史秘話ヒストリアと並んで、ちょっとお手軽に知的な気持ちになれる番組です。毎回いろんなジャンルから本が紹介されていて、相対性理論の話かと思えば、源氏物語の話もあり、ジャンルを固定しないことで、好きな本もあれば、そうでない本も紹介してくれる面白い番組です。名著というくくりはあるものの、いろんな視点から考えることができ、本の紹介をしてくれる面白い番組です。今回は、フランス人作家サン＝テグジュペリ(1900-1944)の書いた「星の王子さま」です。１つの作品を４回に分けていて、１回目は概略、４回目はプレゼンテーターの解釈が入ります。２回目と３回目は、メインテーマを掘り下げるような感じです。本屋に出かけても、いつも行く本棚が決まっている人が多いと思いますが、時には、童話コーナー、参考書コーナー、外国本コーナー、料理コーナー、哲学コーナーと違った本棚の前に立つとすっごくいい気分転換ができます。それと似たような番組なので、一見扱う本が知らなかったり居実がなかったりしても、必ず１回目は見るようにしています。